親が一人で住んでいる、実家のゴミ屋敷片付け

今回は「完全な退去ではなく、約9割の家財を処分したい」とのご相談をいただきました。お客様が今後も一部活用される予定があるため、小さな一部屋と仏間に仕分け済みの必要品のみを残し、それ以外のすべての家財を撤去する内容となります。建物は増築を繰り返して大きくなっており、家の裏にも多くの不用品が散乱している状況でした。

作業はまず、玄関エリアからスタート。お客様立ち合いのもと、必要なものを一つひとつ確認しながら、不要品を搬出していきます。お客様のご意向を最優先に、誤って必要なものを撤去しないよう丁寧に確認作業を重ねながら進行しました。玄関の次は寝室、仏間、台所と順番に作業を進め、それぞれの部屋でも同様にお客様と確認を取りながら慎重に対応していきました。

屋内作業が進む中で、家の裏手にある大量の不用品の撤去にも着手。陶器類や古材、不要な道具類などもすべて分別・搬出し、屋外もすっきりと片付きました。全体を通して、初日は主に室内の仕分けと搬出、2日目以降は大物家具や屋外部分を中心に対応し、最終的に3日間かけてすべての家財撤去作業を完了。お客様にも大変ご満足いただける仕上がりとなりました。

台所では、まず冷蔵庫を撤去し、次に大きな食器棚の中の食器や調理器具を丁寧に仕分けながら取り出していきます。キッチンの戸棚の中にも多くの調味料や保存容器などが残っていたため、すべて中を確認しながら空にしていきました。必要なものと不要なものを分け、不要品は袋詰めして撤去。台所全体がすっきりと片付き、作業がスムーズに進みました。

勝手口から裏手に出ると、そこには金属ゴミや古くなった犬小屋などの不用品が多数散乱していました。まずは金属類を分別しながら集め、運び出していきます。犬小屋は老朽化していたため、その場で丁寧に解体し、パーツごとに分けて撤去を行いました。周囲に落ちていた雑多なゴミや不要物も併せて整理し、裏庭全体がすっきりとした状態に。安全に歩けるようになり、スペースも確保できました。

玄関周りにはお客様が残しておきたい靴や日用品、小物類が混在していたため、撤去作業は一つひとつお客様に確認を取りながら慎重に進めていきました。捨てる物と残す物を明確に分け、必要なものは指定の場所へまとめ、不要品は袋詰めや搬出を行います。玄関という生活動線上の大事なスペースだからこそ、お客様のご意向を最優先に丁寧な対応を心がけ、混乱のない整理を進めました。

キッチンの裏手には、かつて使用されていたコンクリート造りの古い台所が残されており、その周囲にも様々な残置物が散乱していました。まずは周辺に置かれていたバケツや調理器具、ガラクタ類などを丁寧に仕分けしながら撤去を進めていきます。使われていないスペースとはいえ、不用品が溜まりやすく危険もあるため、安全に配慮しながら作業を実施。すべての残置物を片付け、裏スペースもすっきりとした状態になりました。

2階の部屋には特に物が多く、タンスの中や周囲には細かな雑貨や衣類、小物類が大量にありました。まずはこれらを丁寧に仕分けしながら袋詰めし、通路を確保しつつ順番に搬出していきます。タンスなどの大型家具は、事前に中身をすべて空にした上で搬出する必要があるため、小物の整理に時間をかけて作業を進行。細かいものの撤去が完了した後、タンスなどの大型家財も安全に運び出すことができました。

寝室には大量の洋服があり、まずは衣類を一つひとつ仕分けしながら袋詰めして搬出を進めました。ベッドはマットレスとフレームを分解して回収し、部屋のスペースを確保してから作業を続行。さらに奥には古いブラウン管のテレビも残されており、慎重に取り扱って搬出を行いました。重さのある家具や家電も多く、安全面に配慮しながら丁寧に作業を行い、寝室全体をすっきりと片付けることができました。

倉庫のように使われていた部屋には、長年の生活用品や資材、雑貨などが無造作に積み重ねられていました。中には割れ物や壊れやすい物も含まれていたため、安全に配慮しながら上から順番に一つひとつ確認・仕分けを行い、丁寧に搬出していきます。奥に進むための動線を確保しながらの作業となり、効率を保ちつつ慎重な対応が必要でした。全体の量は多かったものの、最終的に部屋全体がすっきりと片付きました。